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株式会社大林組 スマートシティ推進室長 船橋様

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株式会社大林組 スマートシティ推進室長 船橋様

2025/9/4 03:00

生活者・データ起点で進めるWell-beingな街づくり


株式会社大林組は2022年2月にスマートシティ推進室を立ち上げ、”Well-being for All”をテーマにWell-beingな街づくりを推進しています。

本活動を推進する上での事業推進パートナーとして当社を1年以上活用いただいている同社。今回は室長の船橋様に、スマートシティ推進室の狙いやご活動内容、当社サービス導入背景についてお話を伺いました。

目次▼

取材に協力いただいた方(左)

船橋 俊一 氏
株式会社大林組 本社営業総本部 担当副本部長 スマートシティ推進室長

聞き手(右)

櫻井 利樹
株式会社RayMay代表取締役

スマートシティ推進室の設立背景と活動内容

株式会社大林組 スマートシティ推進室長 船橋 俊一 氏

-はじめに、スマートシティ推進室の概要と設立背景について教えてください

船橋:スマートシティ推進室は従来の建設事業者としての取り組みに加え、生活者起点での Well-beingな街づくりを推進することを目的に2022年2月に設立されました。きっかけとなったのは大阪・関西万博Better Co-Beingパビリオンへの協賛です。

通常は現金協賛で終わるところを「現金協賛で終わらせず、新規事業の契機にせよ」というトップも含めた方針で、協賛を契機にWell-beingな街づくりを検討・推進する為のスマートシティ推進室を立ち上げました。

”Well-being for All”を室のスローガンに掲げ、街で働く人や住む人、サービスを展開している人・団体、街づくりを推進するデベロッパーなど街に関わる全ての人がWell-beingな状態を目指し、新規事業・サービスの開発を推進しています。

※Well-being:肉体的にも、精神的にも、そして社会的に、すべてが満たされた状態にあること(世界保健機関憲章より)

-なぜゼネコンの大林組様がWell-beingな街づくりに取り組まれているのでしょうか

船橋:人々の多様化する価値観やニーズに応える為に取り組んでいます。 大林組はこれまで建物や空間といったハードの提供を通じて、顧客への価値提供や社会課題の解決に取り組んできました。人々の価値観やニーズが多様化する現在、1人1人がより快適に暮らせる街を実現するためには、ハードに加えソフトな街づくりが必要だと感じました。

街で活動する様々なプレイヤーと接点を有する大林組が取り組むことで、街のニーズやソリューションを束ね、1人1人に最適なソリューションを届けることができるのではと考え本活動に取り組んでいます。

櫻井:従来は建物を建てることを本業として取り組まれていた大林組様が、多様化する生活者ニーズに応える為に、ビルを建てた後も柔軟な価値提供ができるソフトな街づくりに取り組まれているということですね。また、複数のビルオーナー様やサービス提供者様と自由に連携することができる点も、ゼネコンである大林組様ならではですね。

-大林組様のWell-beingな街づくりの特徴を教えてください

船橋:まず、エリアを限定しているという点が特徴的です。

生活者起点で街づくりに取り組んでいる為、”ウェルビーング・ネイバーフッド”という概念で徒歩20分圏(半径1マイル)を1つのエリアとして考え、街づくりに取り組んでいます。従来の街づくりの単位である行政区に比べ狭い範囲に限定することで、生活者の課題・ニーズをより鮮明に把握し、ボトムアップでの街づくりを実現します。

次に、データ駆動のアプローチを取っている点です。既に世の中に存在する定量的なビッグデータに加え、エリアを限定することで得られる定性的な生活者のニーズデータを組み合わせることで、エリアの状態や特徴を解像度高く把握することができます。

蓄積されたエリアデータを起点にエリア仮説を立案し、データをもとに最適なプレイヤーと連携することでエリアの課題解決や新たな価値提案を進め、Well-beingな街づくりを実現します。

データ駆動・生活者起点で展開する4つの事業

-次に、展開されている事業やサービスについて教えてください

船橋:大きく4つの事業を展開しています。


1つ目がみんまち SHOP( https://shop.machiapps.com/ )です。

街やビルの遊休スペースを活用し、生活者のニーズとまちのコンテンツをマッチングするサービスです。「街にこんなサービスがあったら使うのに」という生活者のニーズと、「ニーズがあるならサービスを提供しにいくのに」というコンテンツ提供者をマッチングすることで、多様な街のニーズに応えます。

空きスペースを有するビルオーナー様に対しては、エリアデータから生活者ニーズが高そうなコンテンツ候補を複数提案し、みんまちSHOPを用いたテストマーケティングを実施することで最も生活者ニーズを満たすコンテンツを発見するお手伝いも実施しています。

2つ目がみんまちDROP( https://drop.machiapps.com/nakanoshima/ )です。

生活者の街への感情や印象を拾い上げ、可視化するアプリです。ユーザーは街で生活をする上で感じたことを言葉に表現し、AR空間上に投稿。別のユーザーはスマートフォンを街にかざすことで、他のユーザーが投稿した感情や価値観を閲覧することができます。街で発生した感情や価値観・記憶を共有・共感することで、新たな街の側面を発見したり、街を通して自分を再発見するきっかけを提供します。いつもの街がそれぞれの価値観・感性と組み合わさることで生活者1人1人にとっての体験価値を高め、より愛着ある街に育てます。

3つ目がエリアダッシュボードです。

みんまちSHOPやみんまちDROPから得られる生活者データをビッグデータと掛け合わせ、大林組独自のウェルビーイング20指標とAIを活用して分析・評価することで、エリアのウェルビーイング傾向を可視化するダッシュボードです。街に関わる生活者のリアルタイム且つエモーショナルな情報や、従来の分析手法では見えなかったエリアの隠れたポテンシャルを発掘することで、エリア生活者の満足度を高める打ち手の推進をお手伝いします。
4つ目がエリアマネジメントサービスです。

上記3つのサービスを組み合わせることでエリア・ビル価値の向上や入居テナント様の活動を支援します。従来から実施されているエリアマネジメント活動に、エリアデータを活用した生活者起点での施策推進・効果測定を取り入れることで、さらなる街の価値向上や入居者満足度の向上に繋げます。

当社の新規事業伴走サービス導入背景とご利用いただいた感想

株式会社RayMay 代表取締役 櫻井 利樹

-上記ご活動を推進される中で当社を事業推進パートナーとして活用いただいた背景を教えてください

船橋:事業創出のプロセスを伴走支援してもらえるパートナーを必要としていました。事業開発の知識は書籍から仕入れることができますが、0から事業創出をする際の具体的な取り組み方や事業アイデアの磨き込み方をメンバー1人1人が会得している状態を作りたかったんです。

この目的を実現する為には助言のみのコンサルティングではなく、事業開発の経験を有する方々にハンズオンで伴走いただくことが重要だと考え、RayMay社の伴走支援を導入することにいたしました。

-次に、当社サービスの活用方法を教えてください

船橋:事業仮説の立案からアンケートや顧客インタビュー、ランディングページやWeb広告を通した仮説検証、検証結果を踏まえたディスカッション、事業仮説の更新という一連の仮説検証アクションに伴走してもらっています。助言だけではなく、事業アイデアの検討やサービスイメージ資料の作成、顧客インタビューへの同席や推進、検証結果を踏まえたディスカッションや事業仮説の更新・PL作成などをメンバーと共に主体的に推進いただいています。

櫻井:ありがとうございます。スマートシティ推進室の皆様は事業開発への本気度が高く、事業開発のスピードやディスカッション時の熱量が素敵だなと感じています。また、コンサルタントという対岸のポジションではなく、パートナーとして同じ立場で関与させていただけていることが事業推進のスピード感にもつながっていると考えています。

-続いて、活用いただいたご感想を教えてください

船橋:オーダーメイド且つ短い期間で事業仮説の更新を何度も進めていただけたことが特に良かったと感じています。一般的にコンサルというとテンプレートを活用して型に当てはめ進めていくことが多い中、今回はオーダーメイドで当社の実現したいことや現状を踏まえ進め方を検討し、顧客との壁打ちを通し高速でピボット・事業仮説の更新を進めていただけました。自社社員のみでは過去の慣習や価値観に囚われてしまいがちな為、外部の方に入っていただくことで柔軟性が担保されたことも重要と感じています。

今の時代テンプレートはAIに聞けば答えが返ってくるので、助言だけではなくハンズオンで社員のような距離感で入っていただき、柔軟且つ密にメンバーとやりとりを進め、外部との壁打ちを通して事業開発を進めていただけていることが価値だと考えています。

また、コンサルティングの期間が終わった後も自走できる仕組みを期待していたので、ハンズオンで膝を突き合わせて進めていただいていることがメンバー1人1人のマインド・ノウハウの蓄積に繋がり、組織に資産として残っていると感じています。

櫻井:ありがとうございます。顧客との壁打ちの重要さはいつもおっしゃられていますよね。様々な街のプレイヤー皆様との関係性を生かしたヒアリングや、顧客のリアルな声を中心とした事業開発スタンスがとても素敵だなといつも感じています。

スマートシティ推進室の展望と協業可能性について

-最後に、今後のスマートシティ推進室の展望について教えてください

船橋: 主に3つのモデルでのエリア展開を想定しています。
1つ目が大阪中之島モデル。複数のビルオーナー様が存在するエリアでは当社がビルオーナー様同士やサービス提供者様との繋ぎ役となることで、複数プレイヤーが連携した街づくりをお手伝いできればと考えています。
2つ目が東京品川モデル。既に大規模開発やエリアマネジメントが推進されているエリアにおいては、20分徒歩圏のエリアとエリアを繋ぐ役割を当社が担えないかと考えています。
3つ目が地方都市モデル。今後、都心部に人口が集中していくことが予測される中、地方都市の構造をもう少しコンパクト化していく必要性が出てくると考えます。そんな中、当社のデジタルサービスを活用することで効果的且つ効率的な街づくりを担っていければと考えております。

どのモデルにおいても、エリアデータを起点に街の様々なプレイヤー皆様と連携をしていくことが重要と考えています。

-今後、特に連携を強化したいパートナー像があれば教えてください

船橋:当社プラットフォームを利用してくださるサービス事業者皆様との連携を特に強化していきたいです。エンタメ、スポーツ、健康管理など生活者向けのサービスを提供されている事業者様と連携をすることで、サービスのエリア最適化や、相性の良いエリア生活者とのマッチングを推進し、Well-beingな街づくりを実現していけないかと考えております。

 

生活者・データドリブンで1人1人が街を育てる未来へ

船橋: 理想は、街が生活者に合わせて変わり続け、生活者も街を作っていくような関係性です。ニーズが多様化する中、今まで通りのトップダウンで画一的な街づくりではなく、ボトムアップで生活者主導での街づくりがより重要になってきます。当社スマートシティ推進室の理念や活動に共感いただける方がいらっしゃいましたら、ぜひ連携のご相談をさせていただけますと幸いです。

櫻井:スマートシティ推進室のご活動から当社サービスへのご感想まで、幅広くご回答いただきましてありがとうございます。我々RayMayとしても、データ駆動でのWell-beingな街づくりを今後もご一緒できれば嬉しいです。本日はありがとうございました。

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